2004年 11月 28日
ドームシティで実感する平和な日本
b0050623_17125699.jpg先日、東京ドームの脇にある温泉施設「ラ・クーア」に行ってきた。タダ券を入手したので、行ってみる気になったのだが、週末や祝日はタダ券でも1人315円払うのだという。

この仕組みは、なかなかいいところに目をつけている。タダ券を本当にタダで堪能したい人は平日に行けばよいし、混雑する土日にさらに混雑度を増すワタクシのような人からは、その分人件費などもかかっているのだろうから、ちょっとだけお金をいただく。
わかりにくい仕組みではあるが、こういう弾力的な対応をするのは良いことだと思う。

さて、祝日なのでそれなりの混雑を予想していたが、「後楽園」駅を降りて温泉の入口を探すと、「入口に行くためのエレベータ」に乗るための長蛇の列ができていた。
この様子だと中に入っても、できたてのおでんのような混み具合が予想され、温泉の成分より人間からしみ出た成分の方が濃いかもしれない...と思われたので、あたりを散策してしばらくしてから温泉に向かうことにした。

ところで、この「ラ・クーア」がある一帯のことを「後楽園ゆうえんち」だと思っていたら、いまはその呼び方は無くなっていて「東京ドームシティ」と呼ぶのだそうである。
近くにあった「関口酒店」が、いつの間にか「ローソン」に変わってしまった、ような感覚である。

ムーミン・カフェなる北欧が誇るキャラクターの雰囲気満載のカフェで休憩をする。

どうやらこの日は「コスプレショー2004」なるイベントが開催されていたようで、隣の席には全身黒ずくめの異様な雰囲気の女の子3人組が座ってきた。なんのキャラクターのコスプレをしているのかさっぱりわからなかったが、食べ物や食器などを絡めて3人が交互に写真を撮りまくっているので、こっちは全く落ち着かない。

壁にはサンタクロースの人形や「Finland」などと書かれているホンワカワールドにおいて、逆側の席ではカップルが「ムーミンってブルガリアの話だよね」などと言ってブルガリアの話題で盛り上がっている。「フィンランドだよっ」と、三村ばりにつっこんであげたいのだが、じれったい。

気を直して、窓から外を見ると「読売ジャイアンツ・ファン感謝イベント」が本家の東京ドームで行われているらしく、モニターに格闘技の格好をした人たちとジャイアンツの選手たちが映し出されている。そして、「ハッスル!ハッスル!」などとやっていた..

ムーミンの世界にどっぷり浸ろうと思ったのだが、日が悪かったようだ。

なんだかよくわからない割には、つい長居をしてムーミンカフェを出ると、大混雑の広場では「友近」CDデビューイベントが始まるという。
しばらく様子を眺めると、親子連れはもちろんのこと、コスプレな人たちや、ジャイアンツのオレンジの旗を掲げた人たちがどんどん集まってくる。
そしてショーが始まると、友近はこの何とも言えない雰囲気の会場を沸かせようと一生懸命しゃべり、そして歌う...

後で入った温泉に何人かの外国人の方がいたが、この様子をどう思って見ているのであろうか?

私が例えばイタリアやメキシコなど、たまたま行った外国の広場で、コスプレ軍団とサッカー軍団が一同に集い、お笑いを楽しんでいるところに出くわしたら、その国は間違いなく平和な国だと思うだろう。

ところで、この「友近」さんだが、3年ほど前までテレビ愛媛のwebサイトにコラムを掲載していた。
まだ、売れる前のコラムなのだと思うが、
「東京ブレーク、全国ブレークというのは考えていません」
と宣言してあった。

その人が「エンタの神様」で全国ブレークしてデビュー曲が「Tokyo」である。
そのうち、陣内智則あたりにネタにされる....かも知れない。
[PR]

by touch-go | 2004-11-28 17:24 | コラム


<< 400万年のお湯      柔道でも金、流行語でも金 >>