2004年 11月 30日
400万年のお湯
b0050623_1113035.jpg先日、東京ドームの温泉「ラ・クーア」の話題を書いたが、今回もその話題を書こうと思う。

その「ラ・クーア」は、ビルの6階までエレベータで上がると入口で2,000個の靴箱が出迎えてくれる。繁忙時は2,000人がこの温泉に入るのだろうか。

幸い、"友近ショー"を見るなどして時間をずらしたおかげで、さほど混雑していない時間帯に入ることができた。入口のスタッフに聞いてみると、祝日と言うこともあり、昼間は相当混雑していたのだそうだ。

人がたくさん来ることを前提に設計がされているのだろう、洗い場などの作りは隣近所の人と干渉しないよう広めにうまくできている。シャンプーやボディウォッシュなどは資生堂とカネボウからチョイスすることもできる。
洗い場に関しては、今までに行ったことがある温泉や銭湯の中では文句なく1番だろう。

タオルや休憩着なども貸し出され、さすが(タダ券がなければ)一人2,565円も取るだけのことはある。

ゆっくり温泉に入った後は、別のフロアで休憩が可能で、テレビモニターがついた個別ソファで毛布を羽織りながらゆったりすることができる。インターフォンが付いていて、ちょっとしたモノを注文できるので、ワタクシはビールをソファまで届けてもらった。
入らなかったのだが、映画を上映するシアター休憩所(別料金無し)なるものもあるとのことだ。

ところで、肝心の温泉の方だが温度の違う2つの内風呂と露天風呂とがあり、サウナもたしか2部屋ほどあった。私はサウナを使わないので中がどんな様子なのかわからないが、他の設備を見ているとサウナも良いサウナになっているのだろう。

露天風呂はと言うと、ビルの上にあるだけあって、周りからの視線を遮る壁が高くまでそびえ立っており、かつ、雨対策なのか半分ほどは屋根がついている。そのため、すきまから夜空が望める程度だが、外気に触れられるだけでも露天気分は味わえる。

川のせせらぎなどを聞きながら、のんびりするのが露天の醍醐味だろうが、ここは都会のど真ん中、近くをジェットコースターが走っているので、ときおり轟音と悲鳴を聞きながらの露天である。
これはこれでアジがあるのか無いのか。。。

お湯の成分は、透明度の高いアルカリ塩泉だそうで、顔を洗ったとき口にお湯が入ると、たしかにしょっぱい。
1,700mの地下を掘り、400万年前の東京湾の海水が閉じこめられた地層からわき出る天然温泉、なのだという。さめた言い方をすれば、大昔の海水につかって喜んでいるのであるが、時間が経つことで何でもないようなモノに価値が生まれるのである。

今から400万年後、江ノ島あたりで温泉スポットができると、今は汚い海水も、
「400万年前の海水が閉じこめられ、ココナッツの香りがするサン・オイル成分がたっぷりの肌に優しいお湯。」
などとありがたい効能が謳われるのだろうか。
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by touch-go | 2004-11-30 11:11 | コラム


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