2004年 12月 16日
ポジティブ・シンキング
b0050623_16404644.jpgblogの更新を一週間止めてしまった。
2~3日に30分程度の時間は見つけて、何かしら書いていこう、と思っていたのだが、つい師走の忙しさに後回しにしてしまった。
(12月って、こういう言い訳ができるので、便利ですね)

その間、ソニーからPSPなる携帯ゲーム機が発売された。PSPの販売初日に徹夜して並んだ人たちの中には、手に"ニンテンドーDS"を持って朝まで時間を過ごした人が多い、のだという。
タリーズにコーヒーを買いに行くのに、手にスターバックスのコーヒーを持って行くようなものであり、ゲーマーの購買力に感心した出来事である。


ところで最近、とある人が「プロジェクトマネジメント」に関わる本を出版した。
情報システム関連では名の通った出版社からの刊行であるので、自費出版とかではなくちゃんと企画があったうえでの出版なのであろう。

この本の著者は、過去に転職を6回しておりいろんな企業の実態を見てきた、とのことで、偶然であるがワタクシもかつて同じ会社の同じフロアで仕事をしていたことがある。

出版された本の内容はというと、amazonなどの紹介によると、システム開発を初めとした種々のプロジェクトにおいて失敗しないための、プロジェクト・マネジメントの神髄が書かれているらしい。

と書いてきたが、別にこの本をオススメしようということでなく、また著者に出版のお祝いの言葉を贈ろう、という訳でもない。

実はこの著者の方、ワタクシと同じ会社にいたときに、プロジェクト・マネジメントに失敗して、"部長"から"課長"に降格させられているのである。
降格と共に職場を異動させられていて、こういうのを左遷と呼ぶのだ、と言うことを目の当たりにしたのであった。
そして、しばらくすると追われるように転職して次の会社に移ってしまった。
# ワタクシの社会人生活で、「大企業ってコワイ」と思った数少ない出来事である。

降格させられる前からも、同じフロアにいて、「あのチームはプロジェクトがうまくまわってない」ことがよく分かり、「あのチームにだけは絶対行きたくない」という人も多かった。

別の部署からやってきた、この著者の下で働いていたサブ・リーダークラスのメンバーが、あまりにも著者のマネジメントがひどいので、元々いた部署になかば力ずくで帰っていった、ということもあった。
まぁ、悪い言い方であるが、端から見てもこの著者は普段からマネジメントが上手とは言えない人、であった。

そういう状況を知っている人からすると、この本に書かれている内容は信用ができない。少なくとも成功体験に基づく"ベスト・プラクティス"が書かれているとは思えないからである。

ただ、尊敬するのはそんな中でも"プロジェクト・マネージャーの心得"について、セミナーで講演をしたり、こうやって本を出版するバイタリティがあることである。

自分の強みが「プロジェクト・マネジメントに秀でている」と信じて、どんなに失敗しようが立ち上がる、というのは、体力面や精神面でのチカラが相当求められるはずであり、それを実行している。

将来「プロジェクトX」などに出るタイプの人、なのかも知れない。

ということで、今まで"降格させられた人"として冷めた目で見ていたのだが、今後の活躍を陰ながら応援したいと思う今日この頃である。
(できればワタクシのプロジェクトはマネジメントして欲しくないが)
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by touch-go | 2004-12-16 16:41 | コラム


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