2004年 12月 22日
初日の出をどこで見るか
b0050623_12423988.jpg先日、クレジットカードをひとつ解約した。

ANAカードという、全日空に乗るとマイレージがたまり、航空券と交換...というカードである。
しかしながら、この数年ANAに乗っていないのと、航空券との交換を一度もやっていないこと、年会費が1,837円と通常のカードに比べても高いことから、持っていてもしょうがない、ということになった。

ところで一番最近ANAに乗ったのは、2002年初日の出フライト、なるイベント飛行で、未明に羽田を発ち富士山のまわりを3周して帰ってくる、というモノだった。
こういったイベント飛行ではマイルはたまらないのだそうで、せっかくのANAカードも意味がなかったのである。。

除夜の鐘を聞いて、仮眠してから羽田空港に行く。モノレールの早朝特別便には、おそらく初日の出フライトに乗るであろう面々が乗っているが、とにかく眠いし、みなシブい表情をしている。
大晦日に歌合戦などを見ながら、酒を飲んでいたり、"ミレナリオ"あたりでカウントダウンを叫んでいた場合、この時間帯が一番ツライ。

羽田空港では、朝5時頃から全日空の社長が登場して「よいしょーっ」と鏡割りをやった。社長も正月の未明から大変であるが、常務あたりに任せずにちゃんと自分が顔を出すという心意気はすばらしい。
「ことしも良い年に」などと挨拶をしていたが、全日空にとっては新型肺炎SARSなどで2002年はいまいち良い年ではなかった、ように記憶している。

全日空は羽田から初日の出フライトとして2機を出すそうで、そのうちの1機には社長も乗り込み、初日の出を拝むのだそうである。
正月早々、早朝から社長を乗せるパイロット・スチュワーデスも大変である。
表には見えない機体整備や清掃の人たちも、重責を担っている。指定された座席が汚かったり、日の出前に機体に不具合が発見され、羽田に戻ってきたりしたら、その1年縁起が悪いし、全日空も面目丸つぶれになってしまう。

幸い、すばらしいフライト・コントロール、笑顔絶やさぬ接客、快適な室内と不安のないひとときであった。

さて、飛行機が飛び立つこと数十分、富士山と初日の出を上から眺めるという。富士山上空では、自分が乗っている飛行機のまわりに、おそらく他の地域や他社の企画で来ていると思われるジャンボジェットが数機、やはり一緒にぐるぐる回っていた。
羽田空港第二ターミナルがオープンするというテレビコマーシャルで、飛行機が列をなして飛んだり、ダンスをしたり、というのがあるのだが、ちょっと似た光景である。

この、初日の出フライトは、雨が降ろうが飛行機は雲の上を飛ぶことより、確実に初日の出が見れる、という触れ込みである。いざ、雲の向こうから光が差すと、小さな窓に皆が注目し「わぁ~」という歓声と、スッチーによる「太陽が出たようでございます。おめでとうございます。」というアナウンスもあり、やっと眠気が覚める。

富士山と初日の出、めでたい組合わせを暖かい機内から堪能できるのだが、初日の出を富士山頂から見ようと、山登りをした人たちにとっては、上空をジャンボジェットが何機もぐるぐるまわっていて、凍えるような寒さの中で興ざめなシーン、なのかも知れない。

機内食として「おせち弁当」を食し、一路羽田に帰ってくる、という2時間程度の楽しいフライトだった。

この「初日の出フライト」は、どうやら好評のようで、毎年実施し2005年も実施するようである。
タクシーで送迎というサービスが追加されていたりするが、お値段の方もワタクシが乗ったときより、ちゃっかり値上げされていた。

さて、来る2005年の初日の出はどこで見ようか?
気がついたら、太陽が高々と上がってしまっている時間まで寝てしまっている気もするが...
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by touch-go | 2004-12-22 12:46 | コラム


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