2006年 03月 17日
がんばれJR!
今日の首都圏のJR運行状況を見たら、びっくりした。
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(JR東日本ホームページより)

ちゃんと走っているのは、横浜線と高崎線ぐらい、であろうか。
昨年末に、風による大事故をやっているから、慎重になっているのだろう。

過去の新聞を見ると、ずいぶんと過激な出来事で電車が止まったりしていたようだ。
国電、全面ストップ 多発ゲリラ、ケーブル33カ所破壊
【1985年11月29日  朝日新聞 夕刊】

首都圏20線区・大阪2線区、1200万人に影響 復旧難航し大混乱

29日未明、首都圏と関西などの8都府県で、国鉄線の運行を支える通信ケーブルや信号ケーブルが計33カ所にわたって切断されたり、放火されたりした。
このため、首都圏の全国電など20線区と関西の主要2線区で、始発から運転できなくなった。首都圏の国電は完全にマヒし、山陽新幹線も一時、一部区間で止まった。また、首都圏の「みどりの窓口」は、約半数で指定券の発売ができなくなった。
さらに東京では午前7時前、総武線の浅草橋駅にヘルメット姿の約40人が乱入、窓口などを壊したうえ、火炎瓶を投げて放火、駅舎の一部が燃えた。切断現場では数人のグループの逃げる姿が目撃されており、警視庁など警備当局は、国鉄の分割・民営化に反対して28日正午から始まった国鉄千葉動力車労組(中野洋委員長、組合員1100人)の24時間ストを支援する過激派・中核派の同時多発ゲリラと断定、29日午前中に48人を凶器準備集合罪などの現行犯で逮捕した。

国鉄は復旧に全力をあげ、同日午後1時すぎまでに首都圏の10線区で運転を再開、残る全線区も夕方までに復旧させたいとしている。
しかし各線区とも終日、ダイヤが乱れるのは必至とみられる。首都圏のターミナル駅は、朝の通勤ラッシュ帯に私鉄や地下鉄に乗り換える客で大混乱し、国鉄では首都圏だけでも1200万人の足に影響が出るとみている。ゲリラ事件で国鉄にこれほどの被害が出た例はない。


29日午前3時20分ごろ、東京・丸の内の国鉄本社内にある首都圏本部の東京総合指令室で、武蔵野線のCTC(列車集中制御装置)センターの表示盤に南浦和―西船橋間の異常を示す赤ランプがついた。
また、同じころ列車の運行に欠かせない指令電話や各駅間などを結んでいる鉄道電話も各地でつながらなくなった。

調べたところ、首都圏各地で通信ケーブルや信号ケーブルが切断されているとの報告が続出。分かっただけで総武線西船橋―東船橋間の通信ケーブル4本、山手線田端―駒込間の信号ケーブル4本など計24カ所。
また、大阪でも少なくとも6カ所で信号ケーブルボックスなどが壊されたり放火された。

切断されたのは、線路ぎわのコンクリート製U字溝内などに収容されているケーブル。首都圏の各線の信号、ポイントは大部分がこのケーブルによって国鉄本社の東京総合指令室などと接続されている。
コンピューターによるCTCの各線への信号や他の通信用の回線も同じケーブルに収容されており、これらのケーブルがズタズタに切断されたため、(1)信号機が赤のままとなる(2)ATC(自動列車制御装置)が停止信号となる(3)ポイントが転換しなくなる(4)みどりの窓口での指定券の発売がほとんどできなくなる(5)運転指令用電話が通じなくなる、などの影響が出て、マヒ状態となった。

また、午前4時半ごろから4時56分ごろにかけて、東海道新幹線の大阪府吹田市南吹田の新大阪変電所と高槻市梶原の新高槻変電所、京都市山科区花山の東山変電所の3カ所で、相次いで火災が発生。係員が消し止めた。
送電ルートを変更、東海道新幹線はいまのところ、運行している。しかし、山陽新幹線は、広島県東広島市の新西条変電所で信号機器室のATC信号ケーブルが放火され、竹原トンネルでも信号ケーブルが切断され、一時ストップした。

さらに東京―国立間の電話回線の切断により、全国の「みどりの窓口」と国分寺市光町1丁目の中央情報システム管理センターのコンピューターを結ぶ「マルス」システムの回線がダウン。首都圏の131駅のうち、95駅155台で指定券が発売できなくなった。

首都圏の国電が全面的に止まったことにより、国鉄は営団地下鉄や私鉄各線で振り替え輸送しているが、朝の通勤帯、各ターミナル駅は、駅に入り切れない乗客があふれ、混雑が続いた。また、東京と千葉、埼玉などを結ぶ幹線道路は通勤のマイカーなどで大混雑。

国鉄は復旧に全力をあげているが、切断された各ケーブルには、20本から400本の銅線が収容されており、1本1本の銅線をつなぎ合わせる必要がある。限られた部分での作業になるため、1カ所に4人の作業員をかけるのが精いっぱい。400本収容のケーブル接続の場合、応急作業で4時間、本復旧には最大10時間もかかるという。

国鉄によると、首都圏のうち、午後1時すぎまでに鶴見、東北、高崎、青梅、常磐、五日市、八高、埼京、東海道、横須賀の各線が復旧した。
このほかの線区では、山手線が午後には復旧の見込みで、国立付近の被害がひどい中央線は、復旧作業も遅れ気味だが、国鉄では、夕方のラッシュ時までには運転を再開させたいとしている。また、総武線では、焼き打ちにあった浅草橋駅が当面、駅として使えないため、復旧しても浅草橋駅は通過するなどの措置をとる可能性もあるという。

●運転不能になった線
【首都圏】総武線▽成田線(我孫子―成田間)▽常磐線(上野―土浦間)▽武蔵野線▽京浜東北・根岸線▽山手線▽中央線(新宿―小淵沢間)▽埼京線▽東北線(上野―宇都宮間)▽高崎線(上野―高崎間)▽川越線▽八高線▽青梅線▽五日市線▽南武線▽横浜線▽相模線▽東海道線(東京―三島間)▽横須賀線▽鶴見線
【大阪地区】大阪環状線▽関西本線(湊町―天王寺間)

b0050623_156611.jpg「焼き打ちにあった浅草橋駅」というのもすごい表現だ。
これに比べれば、風で電車が遅れることなど、たいしたことがない方なのかも知れない。

電車が遅れると、いろんな人に文句を言われると思うが、安全第一でがんばって欲しいものである。
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by touch-go | 2006-03-17 15:06 | コラム


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