2006年 03月 22日
さりげなく、は無理でした
先日の週末はすごい天気だった。
暴風が日中ずっと吹き荒れていたのだった。

天気が良かったので、ホコリは舞い上がり、ビニール袋だとかいろんなモノが飛んでいた。
阿佐ヶ谷にはパールセンターというアーケード商店街があり、この商店街の中では風の影響が少ないのだが、それでもものすごい風であった。

この風では、かつらの人は気が気でなかっただろう。
"かつら"と言えば、身近な阿佐ヶ谷に関する過去の新聞記事にこんなものがあった。
【かつらさりげなく――街の理髪店で気軽に注文(すぽっと)】
1986(昭和61)年5月5日 日本経済新聞 朝刊

 フェルトペンを持ってお客の頭のビニール帽子に線を引いている理容師さん、一体何をしようとしているのか――。実はこれ、かつらをあつらえるために寸法を取っているところ。従来頭髪の悩みでかつらを求める人は、特別のかつら専門店かメーカーをこっそり訪れるのが普通だった。

 ところが、都内・国電中央線阿佐ケ谷駅北にある理髪店「ダックテイル」は単なる調髪だけでなく、養毛剤の販売、髪が薄くならないようにする手入れの仕方、そしてかつらの注文製作まで髪のことなら何でも面倒をみる。「ふだんからお付き合いしているお客さんの髪のことなら、どんな手入れをしたらよいか、どんなかつらが似合うか、私どもが一番よくわかる」と主人は胸を張る。

 この店を経営するのはレジャー企画・飲食店営業のエヌ・エス・オージャパン(本社東京、社長倉渕雅也氏)で、今後、養毛剤とかつらを販売する理髪店をフランチャイズチェーン方式で増やすという。街の理髪店で気軽にかつらを注文できる時代が来るわけだ。

 とはいえ、同店でもかつらを求めるお客はまだそれほど気軽な気分にはなれないようで、見えないところで注文したがるという。このため同店には店外から見えないよう席のわきに幕が下りる仕掛けがあり、裏には特別室もある。なかには「皆が見ている場所でもいいよ」とさりげなくかつらを作らせる客も出てきたとか。

b0050623_16371419.jpg「わきに幕が下りる仕掛け」の席の幕が上がり、そこからフサフサの人が出てきたら、間違いなく「ヅラ」ってことだ。
「裏の特別室」から出てきた場合、数百万は下らない特別仕様だろう。この店は今は無くなってしまったようだが、特別室から出てくる人とやらを見てみたかったものだ。

店のほうも一枚上手で、本当は「裏の特別出口」なんてのもあったりして。


ところで、この記事から20年の月日が経つが、かつらを販売する理髪店フランチャイズチェーン、は見かけない。
かつらを"さりげなく"注文できる時代、は今のところ来ていないようだ。

自分がいつお世話になるか分からないので、気軽に注文できるようなこういう取組みが増えて欲しいものである。
[PR]

by touch-go | 2006-03-22 16:38 | コラム


<< チョコクロと競争原理      同じ釜の飯を食うかつてのライバル >>