2006年 03月 29日
ようかんがもらえる銀行
b0050623_1904057.jpg今日は3月29日である。あと2日で平成17年度も終わってしまう。
月日が経つのは、相変わらず早いものである。

職場や学校が変わったり、環境の変化が多い時期である。
業務に関連する法律が変わって4月からシゴトに影響が出る、と言う人もいるだろう。
つい最近も、例のPSE法の本格施行でドタバタしていた。

このPSE法では、中古品販売をレンタルと見なすことで、法律に抵触するのを防ぐ抜け道を作ったのだそうだが、「販売をレンタルと見なす」と言うのはわかりにくい。

「お前のモノはオレのモノ」と見なすジャイアンの方が、まだ子供達にはわかりやすいだろう。

そんな3月の最終週であるが、20年前の1986(昭和61)年3月29日の新聞を見てみると、銀行が顧客獲得のために渡す景品について規制が緩和される、という話題が載っていた。
【顧客離れ防止に銀行界ヤッキ――景品に砂糖など食品も。】
1986(昭和61)年3月29日 日本経済新聞 朝刊

どの銀行も「アイデアで勝負」とばかり準備を進めているのが、窓口で顧客に配布する景品サービス。
従来、金融機関がPR用に顧客に渡す景品は公正取引委員会の規制で厳しい制限がかかっていた。一品当たりの価格も百八十円(仕入れ価格)までで、せいぜいティッシュペーパーやタオルどまり。
四月一日からはこの制限が緩くなる。景品の種類が増えるほか、一品当たり五百円(市場価格)までの商品を出せるようになる。

貯蓄商品にほとんど差のない各行だが、準備中の景品は各行の個性が出ている。これまでになかった食品を景品に出すケースが多い。例えば、ようかん(三菱銀)、砂糖(住友銀)、しょうゆ1リットル(東海銀)、かつお節パック(太陽神戸銀、東京銀)、サラダ油(埼玉銀)など。

ようかんを出す三菱銀は、食後の虫歯予防に配慮して、別途歯みがきセットも用意する気の配りよう。
顧客の好みに合わせて、景品を三十種類以上取りそろえる銀行(第一勧銀、住友銀など)もある。また預金勧誘用の景品と、預金者用、キャンペーン用と景品に格差を設けるきめの細かい作戦を練るところ(富士銀など)もある。
銀行でかつお節パックや砂糖などもらってもうれしくないのは、誰が考えても明らかに思えるが、規制緩和にあわせて各行が競っていたらしい。

当時の運送業者もびっくりしたことだろう。
「これから埼玉銀行にサラダ油を10,000本届けてきます」なんて言っても、ほとんどの人が信じてくれないハズだ。

どうせ何かをくれるのならば、「混雑するATMの列に割込める権利 10回」とか「書類に不備があっても大目に見てくれる権利 1回」をくれた方がうれしい、と思うのはワタクシだけだろうか。
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by touch-go | 2006-03-29 19:02 | コラム


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