2007年 01月 05日
この国の携帯電話料金は安くなるか
b0050623_196493.jpg「この国の携帯電話料金はずっと高いままかもしれません」
これは、2004年9月6日にソフトバンクが全国紙に一面広告を載せたときのキャッチコピーである。
電通が作ったコピーであり、広告とともにみんなで総務省に訴える、等というキャンペーンもあり、当時はいろいろ話題になったものである。

さて、ここのところのソフトバンクモバイルのゴタゴタは、このサイトの討論が的を射ており、ここでは多くを書くつもりはないが、今日新しい料金プランなるものをプレスリリースしたようだ。

そのリリースによると、
・月額基本使用料‥980円
・ソフトバンクユーザー同士は、1時~21時まで通話料無料
・付帯条件一切なし
だと言う。

これは、かなりインパクトがありそうだ。
特に中小企業などが携帯電話を通話用に社員に持たせるのであれば、有力な選択肢になるだろう。
1回線980円でかけ放題ならは、内線電話用として固定電話から携帯電話へ一気にシフトが起こる可能性も秘めている、と書くと褒めすぎだろうか。

中小企業などでは、他社にかけるときは複数人で共有する固定電話を使い、外出時を含めて社員同士の内線はソフトバンクを使いまくると言うことは、できなくはない。

しかしながら、個人利用を考えた場合、
・ソフトバンク以外とのメール通信‥3.15円~210円
・ウェブ通信‥0.21円/パケット
とのことで、メールひとつ授受するのに210円取られてはたまらない。
最近は減ってきているが、迷惑メール1通受け取るのに210円を支払う可能性もある。

なんだかんだ書いたが、自分の場合は相手のキャリア・固定・携帯によって使い分けをするのは面倒なので、この料金プランに入る気はしない。

しかしながら、これをきっかけにサービス競争が始まり、「この国の携帯電話料金はずっと高いまま」では無くなるのであれば、歓迎したいモノである。


b0050623_1984380.jpgただ、ソフトバンクには、もう少し本質的なところで暴れて欲しいと感じる。

料金プランを小手先でいじって魅力度を増すより、販売インセンティブなどのビジネスモデルを変革してくれた方が自分には何倍もありがたい。
自分は携帯電話の買い換えをそんなにしないので、キャリアが販売代理店に支払っている販売奨励金を自腹で払う替わりに、毎月の基本料を1,000円割り引いてくれるとか、そういう選択肢を用意して欲しいのである。
(デフレに慣れきった日本人には、こういう価格戦略は魅力的では無い、のかも知れないが)

Yahoo!との垂直統合を謳うソフトバンクなのに、音声通信にフォーカスを当てた料金戦略が目立つというのもがっかりポイントである。

冒頭の電通が考えたコピーの文字通り、孫氏は携帯「電話」の料金だけを下げようとしているのでは無いことを祈りたいのだが...
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by touch-go | 2007-01-05 19:10 | コラム


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