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2004年 11月 30日
400万年のお湯
b0050623_1113035.jpg先日、東京ドームの温泉「ラ・クーア」の話題を書いたが、今回もその話題を書こうと思う。

その「ラ・クーア」は、ビルの6階までエレベータで上がると入口で2,000個の靴箱が出迎えてくれる。繁忙時は2,000人がこの温泉に入るのだろうか。

幸い、"友近ショー"を見るなどして時間をずらしたおかげで、さほど混雑していない時間帯に入ることができた。入口のスタッフに聞いてみると、祝日と言うこともあり、昼間は相当混雑していたのだそうだ。

人がたくさん来ることを前提に設計がされているのだろう、洗い場などの作りは隣近所の人と干渉しないよう広めにうまくできている。シャンプーやボディウォッシュなどは資生堂とカネボウからチョイスすることもできる。
洗い場に関しては、今までに行ったことがある温泉や銭湯の中では文句なく1番だろう。

タオルや休憩着なども貸し出され、さすが(タダ券がなければ)一人2,565円も取るだけのことはある。

ゆっくり温泉に入った後は、別のフロアで休憩が可能で、テレビモニターがついた個別ソファで毛布を羽織りながらゆったりすることができる。インターフォンが付いていて、ちょっとしたモノを注文できるので、ワタクシはビールをソファまで届けてもらった。
入らなかったのだが、映画を上映するシアター休憩所(別料金無し)なるものもあるとのことだ。

ところで、肝心の温泉の方だが温度の違う2つの内風呂と露天風呂とがあり、サウナもたしか2部屋ほどあった。私はサウナを使わないので中がどんな様子なのかわからないが、他の設備を見ているとサウナも良いサウナになっているのだろう。

露天風呂はと言うと、ビルの上にあるだけあって、周りからの視線を遮る壁が高くまでそびえ立っており、かつ、雨対策なのか半分ほどは屋根がついている。そのため、すきまから夜空が望める程度だが、外気に触れられるだけでも露天気分は味わえる。

川のせせらぎなどを聞きながら、のんびりするのが露天の醍醐味だろうが、ここは都会のど真ん中、近くをジェットコースターが走っているので、ときおり轟音と悲鳴を聞きながらの露天である。
これはこれでアジがあるのか無いのか。。。

お湯の成分は、透明度の高いアルカリ塩泉だそうで、顔を洗ったとき口にお湯が入ると、たしかにしょっぱい。
1,700mの地下を掘り、400万年前の東京湾の海水が閉じこめられた地層からわき出る天然温泉、なのだという。さめた言い方をすれば、大昔の海水につかって喜んでいるのであるが、時間が経つことで何でもないようなモノに価値が生まれるのである。

今から400万年後、江ノ島あたりで温泉スポットができると、今は汚い海水も、
「400万年前の海水が閉じこめられ、ココナッツの香りがするサン・オイル成分がたっぷりの肌に優しいお湯。」
などとありがたい効能が謳われるのだろうか。
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by touch-go | 2004-11-30 11:11 | コラム
2004年 11月 28日
ドームシティで実感する平和な日本
b0050623_17125699.jpg先日、東京ドームの脇にある温泉施設「ラ・クーア」に行ってきた。タダ券を入手したので、行ってみる気になったのだが、週末や祝日はタダ券でも1人315円払うのだという。

この仕組みは、なかなかいいところに目をつけている。タダ券を本当にタダで堪能したい人は平日に行けばよいし、混雑する土日にさらに混雑度を増すワタクシのような人からは、その分人件費などもかかっているのだろうから、ちょっとだけお金をいただく。
わかりにくい仕組みではあるが、こういう弾力的な対応をするのは良いことだと思う。

さて、祝日なのでそれなりの混雑を予想していたが、「後楽園」駅を降りて温泉の入口を探すと、「入口に行くためのエレベータ」に乗るための長蛇の列ができていた。
この様子だと中に入っても、できたてのおでんのような混み具合が予想され、温泉の成分より人間からしみ出た成分の方が濃いかもしれない...と思われたので、あたりを散策してしばらくしてから温泉に向かうことにした。

ところで、この「ラ・クーア」がある一帯のことを「後楽園ゆうえんち」だと思っていたら、いまはその呼び方は無くなっていて「東京ドームシティ」と呼ぶのだそうである。
近くにあった「関口酒店」が、いつの間にか「ローソン」に変わってしまった、ような感覚である。

ムーミン・カフェなる北欧が誇るキャラクターの雰囲気満載のカフェで休憩をする。

どうやらこの日は「コスプレショー2004」なるイベントが開催されていたようで、隣の席には全身黒ずくめの異様な雰囲気の女の子3人組が座ってきた。なんのキャラクターのコスプレをしているのかさっぱりわからなかったが、食べ物や食器などを絡めて3人が交互に写真を撮りまくっているので、こっちは全く落ち着かない。

壁にはサンタクロースの人形や「Finland」などと書かれているホンワカワールドにおいて、逆側の席ではカップルが「ムーミンってブルガリアの話だよね」などと言ってブルガリアの話題で盛り上がっている。「フィンランドだよっ」と、三村ばりにつっこんであげたいのだが、じれったい。

気を直して、窓から外を見ると「読売ジャイアンツ・ファン感謝イベント」が本家の東京ドームで行われているらしく、モニターに格闘技の格好をした人たちとジャイアンツの選手たちが映し出されている。そして、「ハッスル!ハッスル!」などとやっていた..

ムーミンの世界にどっぷり浸ろうと思ったのだが、日が悪かったようだ。

なんだかよくわからない割には、つい長居をしてムーミンカフェを出ると、大混雑の広場では「友近」CDデビューイベントが始まるという。
しばらく様子を眺めると、親子連れはもちろんのこと、コスプレな人たちや、ジャイアンツのオレンジの旗を掲げた人たちがどんどん集まってくる。
そしてショーが始まると、友近はこの何とも言えない雰囲気の会場を沸かせようと一生懸命しゃべり、そして歌う...

後で入った温泉に何人かの外国人の方がいたが、この様子をどう思って見ているのであろうか?

私が例えばイタリアやメキシコなど、たまたま行った外国の広場で、コスプレ軍団とサッカー軍団が一同に集い、お笑いを楽しんでいるところに出くわしたら、その国は間違いなく平和な国だと思うだろう。

ところで、この「友近」さんだが、3年ほど前までテレビ愛媛のwebサイトにコラムを掲載していた。
まだ、売れる前のコラムなのだと思うが、
「東京ブレーク、全国ブレークというのは考えていません」
と宣言してあった。

その人が「エンタの神様」で全国ブレークしてデビュー曲が「Tokyo」である。
そのうち、陣内智則あたりにネタにされる....かも知れない。
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by touch-go | 2004-11-28 17:24 | コラム
2004年 11月 24日
柔道でも金、流行語でも金
b0050623_21333638.jpg今年も「流行語大賞」が発表されるシーズンになった。12月1日に発表がされるのだそうで、それに先立ち、11月の中旬にノミネートされたお言葉たちが発表された。

12月に流行った言葉の扱い、はどうするのだろう?とか、前半に流行った言葉は忘れられてしまうので不利だろう、とかは皆が思うところだろう。

そのノミネートされた言葉を見ると、のっけから「アカゴジラ」とある。これ、知ってますか?
インターネットで調べてみようとしたら、時期的なモノもあるだろうが、検索に引っかかるのは「アカゴジラって何ですか?」というワタクシと同じ意見を述べているものばかりであった。

ということで、これが大賞を受賞することはない、のではないだろうか。
調べてみたら、広島カープの野球選手のことだという。うちのじいさんの家がある山口あたりでは流行っていた、のであろう。

「田村亮子でも金、谷亮子でも金」と言うのがあった。これはご存じヤワラちゃんがオリンピック出場に向けて発した言葉、だと記憶しているが、4年前のシドニーオリンピックの時に、「最高で金、最低でも金」なる言葉が「特別賞」を受賞している。

ヤワラちゃんは柔道のウデもすごいが、キャッチーな言葉を創造する能力もかなり高いのではないか?4年後にどんな言葉を言い放ってくれるのか、に期待してぜひ今年も「特別賞」あたりに選ばれて欲しい。

この流行語大賞と言うのは、自由国民社なる会社が主催しているようで、ここのホームページに行くと、過去の受賞作(?)が見れる。過去の作品を見ていると、適量になつかしいフレーズと、その時代背景が記されており、このイベントを企画した人の「企画力」はすごいと思う。

1980年代には、NTT、JR、第二電電、トマト銀行など、企業の「名前」そのものが受賞している。しかし、その後ぱったり企業名は流行らないらしい。そんなおり十数年ぶりに企業名がノミネートされているのは「ライブドア」である。

もし受賞できたら、「ほりえもん」が授賞式のイベントにもTシャツを着てくることは、間違いないッ!ですね。

そういえば、「アカゴジラ」の次にノミネートされているのが「アキバ系」であった。
これも、流行ったのか流行っていないのか....よくわからない、などと思っていたら、こんなニュースを見かけた。

11月20日
テロ容疑者名乗り東京タワー爆破予告 容疑の大学生逮捕(asahi.com)

 国際テロ組織アルカイダのオサマ・ビンラディン容疑者を名乗り、「東京タワーを爆破する」とインターネット掲示板「2ちゃんねる」に書き込んだとして、警視庁は20日、鳥取県倉吉市に住む国立大学1年生の男(19)を威力業務妨害容疑で逮捕した。自宅に爆発物はなかったという。

 愛宕署の調べでは、男は9月9日午前5時ごろ、掲示板に「9月11日に東京タワーや霞が関、秋葉原など都内の多くの場所を巨大な爆弾で爆破する」という内容の英文を書き込み、同タワー経営会社・日本電波塔(東京都港区)に警備員を増員させるなどして正常な業務を妨害した疑い。

 同社によると、同タワーの利用客に影響はなかったという。

鳥取の大学生が爆破する対象として、新宿や渋谷ではなく、東京タワーや霞ヶ関と同列のポジションに「アキハバラ」を選んだ、というこの記事を読んで、「アキバ系」が一部で確実に流行っている、ことを認識させられた。
# 実は「アキバ系」という言葉の本当の意味を知らないのだが..

だいぶ前、中学生の頃、5,200円ぐらいで売っていた電気ストーブを「5,000円しかない」とお金を見せたら5千円にまけてくれた秋葉原。ときどき「電気祭り」をやっているアナログでエレキな秋葉原が、だんだんとデジタルでドットコムな「アキバ」に変わっていってしまうのだろうか。

「小錦」が「KONISHIKI」に変わってしまったのと同じで、一時代が終わってしまう、となんだかさみしくもある。
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by touch-go | 2004-11-24 21:40 | コラム
2004年 11月 22日
五千円札に見る人間模様
b0050623_20161649.jpg5千円札の顔が、「新渡戸稲造」から「樋口一葉」に変わった。ネットで調べてみると、イナゾー博士の前は聖徳太子であったらしい。しかも、この太子は1960年頃は、一万円・五千円・千円の3紙幣にわたって制覇していたとのことだ。

この11月に、千円札が野口英世、一万円札が福沢諭吉に変わったことは改めて書くまでもなく、ご存じであろう。
イナゾー博士には失礼だが、今回のキャスト変更で義務教育を受けていれば誰もが聞いたことがありそうな3人、に変わった感がある。

ただし、個人的な感想として、五千円のポジションは全国的に見れば「ニッチ」な人であって欲しかった。

世の東西を問わず、有名人というのはピラミッド構造の頂点にいる人たちであって、お札にしないまでもすでに大衆は知っているわけだから、一つぐらいはピラミッドの途中にいる人にスポットライトを当てることがあっても良いと思うのである。
ヒットした番組である「プロジェクトX」も、ウォークマンや新幹線等のスター性のある話題を取り上げることもあるが、害虫駆除や風力発電の物語などの地道な話題も時々取り上げている。

福沢諭吉が二期連続登板というのも、早稲田の学生あたりから見れば不公平なのだろうから、ここはひとつ日本銀行に検討してもらって、樋口一葉を一万円に昇格させ、五千円には「誰それ?」と、最初は言われてしまうような人にスポットライトを当てて欲しい。
# ますますイナゾー博士に失礼であるが..

芸能人で例えると、一万円が「石原裕次郎」、千円が「北野武」といったメジャーな顔ぶれの中に、五千円として
・「ブラザー・コーン」(バブルガム・ブラザーズで一発ヒット飛ばした邦楽アーティストの一人)
・「中野英雄」(ドラマ「愛という名のもとに」のチョロ役で多くの人を泣かせ、
       その後どのドラマに出てもチョロの役でしか見られなくなった俳優)
・「ノッポさん」(ゴン太くんを相手に寡黙な工作ショーを演じるおじさん)
と言ったラインアップ感なのですが、いかがでしょうか?
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by touch-go | 2004-11-22 20:20 | コラム
2004年 11月 21日
キーボードとマウスのこだわり
b0050623_1142187.gif私事で恐縮だが(と、私事の集合体であるblogの冒頭で書くのも変であるが)、この4月からとあるコンサルティング会社に移り、無い頭を酷使するシゴトをしている。

コンサルティング会社もゴマンとあるのだが、いわゆる「戦略コンサルティング」という領域に属する分野で半年ほどがんばっているのである。

だからと言って、コンサルティング会社の社員にありがちな、「政治経済を切る!」的なことをここに書こうとは思っていない。そもそもワタクシの半年程度のペーペーのキャリアでは世の中は切れないし、「頭を使う」と言っても大した使い方は出来ていないのである。
# ワタクシがいつ「切られる」かも分からない...

このシゴト、従前に思っていた以上に「編集者」的な要素が大きい。調査してアタマ使って考えたことを、PowerpointなりWordなりの文書作成ツールで書き上げる、地道で長い時間が想像以上に必要なのである。
やっとこのシゴトに慣れたころ、右腕手首の若干の痛みに気がついた。思い当たるのはいわゆる腱鞘炎のなりかけ、だと言うことであり、実際に手と指を酷使している。

会社から与えられた環境はと言うと、各個人事にブースに仕切られ、静寂な空間で集中でき、全く申し分ないのだが...

そんなとき何かの本かサイトかで、雑誌の編集者などがキーボードとマウスには非常にこだわっている、という記事を見た。こういうのを見ると、ワタクシは弱い。

そうこうするうちに、まず私が手を出したのは、キーボードである。パソコンのキーボードとは本体の付属品であって、あえて買うようなモノではない、例えて言えばテレビに対するリモコン、ぐらいの感覚しかなかったのだが、ちょっとインターネットを見ただけでピンキリのキーボードがあることが判明した。

そこで購入したのが、購入価格5万円をくだらない、エプソンという会社の「ビジネス・フル・キーボード」である。
数値入力に適する、という売り文句も良いのだが、「静電容量無接点方式」を採用し「疲労感を軽減する操作フィーリング」に強力に惹かれた。「キー耐久性3,000万回を実現」とかいうあたりにもグッと来る。

次に「アームレスト」に手を出した。テンピュールという枕や座布団で有名なクッション材メーカーの腕置きを購入した。テンピュールは、NASAの宇宙飛行士向けにクッションを提供しているらしいが、アームレストは宇宙には行っていないだろう...

b0050623_1143695.jpgそして、最後に「マウス」に手を出した。充電式のワイヤレスで、いろんな機能を割り当てられるボタンがたくさん付いている、ロジクールという会社の「MX-1000」なるマウスである。
# ちなみに、このマウスはネットショップの「アマゾン」で購入をした。

さて、肝心の効果の方であるが...
これが、パソコンで文書を作る時間が格段にラクになった。ネットに出ている「編集者が装置にこだわる」というのが間違いない、と言うことを身をもって実感した。

腱鞘炎、は感じられなくなり効果テキメンなのだが、じゃあ仕事の内容や質が上がったのか、と聞かれると...上がった!と言えるほど図々しい人間ではないのである。(おそらく質は上がっていないだろう..)


何が言いたかったのかというと、普段道具として使うものは若干高くても良いものを使う、というのがワタクシのこだわりなのである。
主婦の方であれば、包丁やまな板にこだわる。タクシーの運ちゃんであれば、座布団にこだわる。学校の先生であれば、差し棒にこだわる。クリントンであれば、モニカにこだわる。筑紫哲也であれば、髪型にこだわると言うことである。

ぜひ、皆様もこだわってみてはいかがでしょうか?
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by touch-go | 2004-11-21 01:21 | コラム
2004年 11月 17日
西洋からの「ヘドニスト」宛のお手紙
b0050623_1636955.jpg東京は銀座に、「ホテル西洋銀座」というホテルがある。このホテルは、パークハイアットやウェスティンほど有名ではないが、こぢんまりとした一流ホテルとして知っている人も多いホテルである。

東京に住んでいるので、在京のホテルに世話になることなどほとんど無いのだが、私はこのホテルが好きである。とは言っても、年に1~2回宿泊に行って、のんびりしてくるだけであり、かつ他のホテルはよく知らないのだが、素人目に見ても接客が一流であるのがわかり、いつ行っても優雅な雰囲気に浸れるのである。

その西洋銀座から、ある日封書が送られてきた。
「大事なお得意様へ」
という、のっけから気持ちの良い見出しで始まる5~6枚の便せんを1枚目から読んで行くと....

「ロバート M.パーカーJr氏 来日記念ディナー」のお知らせ、だと言う。
世界に名だたるワイン評論家のパーカー.Jr氏が来日するので、ワインを楽しむディナーを開催するらしい。このあたりは演歌で有名な小林幸子が北海道に来るので、演歌を楽しむディナーを開催する、のと同じ感覚である。

そして、2枚目を見てびっくりした。
「Hedonists'Dinner」(ヘドニスト ディナー)

「ヘドニスト」とは、「快楽主義者」のことだそうで、すごいタイトルのディナーである。

『スーパーシェフ、ジェエル・ロブションの奇跡のようなコラボレーションが実現します。』とのことで、ロブション氏が料理を作り、パーカー.Jr氏がワインを講釈する、のであろうか。

ただし、私がびっくりしたのは「ヘドニスト」や大物のコラボレーションのこと、ではない。

なんと、この奇跡のディナーは食事と数々の一流ワインや税金を込み込みで、お一人様100万円(!)なのである。
....たしかに、たった数時間の食事に100万円を出せる人は快楽主義者だ。

そもそも、パーカー.Jr氏のことを知らないし、ワインで有名と言えば田崎真也か川島なお美、というのがワタクシには精一杯の世界である。ロブション氏というのは、恵比寿にあるレストランが「ロブション」を名乗っていたので、たぶんこの関係の人であろう。

インターネットで、パーカー.Jr氏と言うのを検索すると、かつて弁護士だったアメリカ人がワインに目覚めて、どうも世界のワインの評価をやっている、人らしい。「パーカー・ポイント」なる100点満点の評価をやって、その点数が世界のワイン界に多大な影響を及ぼす...のだそうで、「ワインの神様」と称されている、のだという。

「エンタの神様」で芸能人を斬っている波田陽区とは大違い、なのである。

その「パーカー・ポイント」を見ると、96点~100点は「格別」にランクされ、50点~69点は「並以下、貧弱」と区別されるらしい。そして、85点以上を取ることは「至難の業」ということも書いてあった。
49点以下については書かれていなかったが「飲むに値しない。即刻下水に流すべき」と言うところか。

ワイン界では、体調が悪かったり機嫌が悪い日は「パーカー・ポイント」が出にくいから、夏場の上機嫌な日を狙え、とか言われていたりして。
それにしても、このパーカーさんもすごい大役を背負っている。自信作をパーカーさんに飲んでもらって、「27点」とかの微妙な点数を言われてしまうと、そのワインメーカーはつぶれてしまうのではないだろうか。

堺正章が「星3つ!」とか言うのとは、レベルが違うのである。(よく考えてみると、この点数はゲストが決めることですが)

話を戻して、便せんを1枚1枚めくってゆくと、ロブション氏がやってこないパーカー氏のソロ・バージョンのディナーも開催されるようであり、こっちはお一人様たったの8万5千円であった。
だいぶお安く感じられてしまうから、恐ろしいものです。

ところで、私が最近楽しんだコラボレーションは、小岩井農場の「シープ&ドッグショー(税込み0円)」である。
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by touch-go | 2004-11-17 16:37 | コラム
2004年 11月 15日
羊たちとのふれあい
b0050623_0231469.jpgまた東北旅行の話題になるが、今回の旅行の目玉の一つが、「小岩井農場」に行くことであった。

私が高校の頃は、東京の公立高校の修学旅行の行き先と言えば、中学で行ったであろう京都・奈良をさけて、東北や北海道に修学旅行に行くことが多かった。

周りの友人達の多くも例に漏れずに函館や小岩井農場などに行っているのだが、私の通っていた都立高校は残念ながら、修学旅行の行き先に何の芸もなく、京都・奈良を選ぶ学校であった。(ただ、真珠のミキモトで有名な伊勢地方を最終日に加えたあたりは、ひとひねりが感じられるが)
まぁ、10代の後半なんて、旅行の行き先などどこでも良い、というのが教師や生徒達のホンネだろうし、実際に一番気になっていたのは、グループ行動をする際のグループ分けだったりした。

出発のひと月程度前に、4人程度の仲良し単位でまとめた男子グループと女子グループどうしを、くじ引きで組合わせ8人程度のグループにするのだが、ここが修学旅行のヤマ場だった、と言い切っても良いだろう。

話が脱線したが、中学・高校と京都・奈良、しかも清水寺などのメジャースポットに至っては今までに4~5回も行っている人からすると、「小岩井農場」はなんとなく理想の地として感じられるのである。有名だがめったに行く機会がない、と言うあたりがくすぐるポイント、であろう。

そして、実際に行ってみると、これがまた良かった。「のんびりする」ことを目的にした旅であれば、”コイワイ”はチョイスとしては間違いがない。
羊や牛を見ながら、広い土地をウロウロする。牧羊犬が羊を追い回すという、シープ&ドッグショーなどというイベントも、純粋に楽しめる。羊も20頭ぐらいで群れをなしていると、怖い目つきの犬に追いかけられても動きがとろいのだが、羊が4頭ぐらいの小集団のときに犬に追いかけられると、それまでとは違う動物のように走り出す。この辺は妙に人間と似ていて、ついつい親近感が沸く。
トロ馬車という乗り物に乗るも、途中で突然馬が止まったかと思えば、思い切り糞をやった。そして臭い...が、微笑ましくもあり、馬が糞をする光景など日常では見られないので、それはそれで癒されたりもする。

牛舎のあたりをウロウロすると、牧場の青年が一頭の牛を別の牛舎へと連れて歩いている。聞けば、もうすぐ出産なので、専用の牛舎へ引っ越しなのだという。なんかの縁なので、無事に出産してくれることを祈らずにはいられない。

おみやげ屋で農場関連グッズを物色する。ここで、全国津々浦々まで「キティちゃん」が進出しているのに驚く。しかし、新鮮な肉製品や乳製品の前では、キティちゃんはあまり人気が無いようである。
以前、阿寒湖で「まりもキティ」というのを見たが、今回は「牧場キティ」というのがいた。牛の着ぐるみを着ている猫のキティちゃんなのだが、これはあまりにもポリシーというかこだわりがなさすぎる。

この調子だと近いうちに世界進出し、ソウルあたりで遠い目線で微笑む「ヨン様キティ」などが売られる日も近いかもしれない。
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by touch-go | 2004-11-15 00:27 | コラム
2004年 11月 13日
廃止された路線バス
b0050623_10294634.jpg少し前になるが、秋の紅葉シーズンと言うことで、東北に旅行に行ってきた。(実を言うと、遅い夏休み、に当たるのだが...)
旅行などのイベントに合わせて、つらつら書くのはblogの定番であるので、それに倣って私も旅行の話などを書き連ねてみたい。

日頃の生活から離れ、のんびり過ごす、と言うのが今回の旅行の目的である。行って帰ってきた感想としては、いささか地味ではあるが東北地方はかなりこの目的に合致していた。

紅葉を見て、温泉に入り、美味いモノを豪快に喰らう。あまり欲張らず、いくつかの箇所をうまく回れるようにプランを立てた。
うちには車が無いので、レンタカーを借りるか、電車・バスなどの公共交通機関を使わざるを得ないのだが、恥ずかしながらワタクシは免許を取得してから、かれこれ10年近くハンドルを握っていない。
レンタカーは、事故っていくら大破しても一度は保険がきくようなことを聞いたことがあるが、まぁ必然的に公共交通機関を使うことになり、便利がいいとは必ずしも言えない東北地方の公共交通を組み合わせる、パズルのようなプランニングを行ったのである。
とは言っても、乗り継ぎ時間が3分以内、等と上級者向けパズル的なプランを作ると、見知らぬ土地ではリスクが大きいので基本はのんびり、と言うところを忘れてはいけない。

一日に3往復の路線バス、などを行程に組み入れて一筆書きでスポットをうまく回れるプランを作るのは、これが結構楽しい。
(別に好きこのんで一日3往復の路線バスに乗りたいわけではないが、一筆書きするのにちょうど都合の良いところに限って、一日3往復だったりする。)
そして、現地でそのバスがプラン通りにちゃんと時間通りにやってきて、何事もなく目的地まで自分を運んでくれたとき、の感動がたまらない。
こういうとき時間をちゃんと守る日本の公共交通はすごいし、このお国柄って良いなぁ、と心底思う。

今回の旅行には、1日3往復の路線バスを1回、1日5往復のローカル線を1回、プランに組み入れてみた。
ひとつは、青森県にある「不老ふ死温泉」というところの最寄り駅である「艫作駅(へなし、と読む)」から秋田(正確には能代)に出るローカル線。
もうひとつは、岩手県の「小岩井農場」から「つなぎ温泉」を結ぶ路線バス、をチョイスした。

それにしても、こういうときにインターネットはやはり便利である。
特に後者の路線バスに関しては、当初小岩井牧場から雫石を通り「鶯宿温泉」と言うところへバスで出ることを考えていたのだが、このバスが廃止されていたことがネット上に出ていた。

この「廃止されました」という情報を見逃していたら、当日農場で途方に暮れていたところである...が、それはそれで楽しかったかも知れない、等というのは何事もなく無事に帰ってきたから言える感想である。

# そもそも、このバス路線は雫石町の公式ホームページに時刻表が掲載されていたので、「鶯宿温泉」に行くことを検討したのだけど、町の公式ホームページが廃止されたバスの時刻表を掲載していちゃマズいですよ。

まぁ、なんだかんだ言っても、無事に「つなぎ温泉」へ行くことができたし、温泉宿のお湯が良かったことはもちろんのこと、料理もうまかったので良しとしましょう。
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by touch-go | 2004-11-13 10:31 | コラム
2004年 11月 10日
イシゲ・リーグとお香の香り
b0050623_1492779.jpg
野球の新規参入問題はケリがついたが、元西武の石毛氏がぶち上げた「四国リーグ」構想は、どこへ行ったのだろうか?

もともと野球には興味が無く、野球の延長のせいでドラマの放送時間が後ろに倒れてしまうので、どちらかと言うと、野球は好きでないのだが...こういう「イシゲ・リーグ」みたいな話題は嫌いではない。

ところが、最近ではこの話題は誰も取り上げてくれないので、そもそも少ない野球への興味が、また薄れてしまっている。

そういえば、西武ライオンズの身売り話が出ているが、新興IT企業が買収するのでは、結末がつまらなすぎる。
できれば、旧来型の歴史ある企業に買収して欲しい。

たとえば、「日本香堂」とか、シブくないですか?
ゼネラルマネージャーは、三遊亭楽太郎。
球場全体がお香の香りに包まれ、チームソングは当然「青雲、それは~、君がぁ見た光♪」

そんな球団が出来たら、好きでない野球ではあるが、熱狂的なファンになる....かも知れない。
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by touch-go | 2004-11-10 01:51 | コラム
2004年 11月 08日
トースト始めました
私が好んで書籍を読む本の作家の一人に、泉麻人氏がいる。泉氏のコラムは、日常の何でもないようなところに着目し、一話一話にちゃんとオチをつける、というコラム界の「こち亀」的なもので、読んでいてハズレが無い。

とは書いてみたモノの、人より本を多く読むわけでもないので、評論家のようなことが書きたいわけではない。
泉氏のコラムの中には、良く「冷し中華始めました」というネタが出て来る。季節感を感じて、かつ毎年定番の表現であることの代表選手として書かれて、その後の展開につなげてゆくということが多いのだが、「冷し中華始めました」で始まるコラムは、これまたハズレが少ない。

と、泉氏の最近の本を読みながら、この展開を楽しみつつ帰宅の途についていたところ、喫茶店の重鎮選手である「喫茶室ルノアール」が、「おいしいトースト始めました」というノボリを出しているのを見かけた。しかも「始めました」の割には適当に汚れていて、退色もしかかっている。

これはいただけない。(こんな書き方も失礼だと思うが...)
なぜそう思うかと言うと、別にルノアールがトーストを始めても、ノボリを出すほどのニュースでも何でもないからである。しかも、始めてからはしばらくたっていそうなことも、負の印象を与えてしまっている。地元の病院が「木曜の午前も外来診察始めました」とか言うのは、それなりのニュースであるが、やはりトーストに関して「始めました」は、中途半端である。

ここに来ると新興カフェは違う、スターバックスは「秋に香る特別なコーヒー、届きました」等と、おなじ「~ました」系でもヒネっているのである。

と、書いてみたモノのルノアールを批判しているわけではなく、どちらかと言うとアメリカンテイスト一点張りのカフェ業界において、ぜひ頑張ってほしいのである。インターネットで検索してみると、「喫茶室ルノアール」は、昭和39年に「有限会社花見煎餅の喫茶部」を独立させ今に至る、従業員平均年齢31.7歳の企業であるという。

「ランバ・フラペチーノのトールサイズ」と噛まずに言える自分も好きだが、シンプルな「ブレンド」も同じぐらい好きである、という人も多いハズだ。
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by touch-go | 2004-11-08 18:57 | コラム